今日は何の日【7月7日〜11日】七十二候 第三十一候「温風至 (あつかぜいたる)」

今日は何の日【7月7日〜11日】七十二候 第三十一候「温風至 (あつかぜいたる)」

七十二候「温風至(あつかぜいたる)」:詳細解説と関連情報

期間

  • 7月7日頃~7月11日頃

意味

二十四節気の「小暑」の初候であり、梅雨明けの頃に吹く南風(白南風)が吹き始める頃のことを指します。この風は、じめじめとした梅雨の空気を吹き飛ばし、本格的な夏の訪れを告げます。

七十二候における「温風」

七十二候では「温風」と書いて「あつかぜ」と読ませますが、これは単に暖かい風という意味ではなく、蒸し暑く、不快なほどの熱風であることを表します。まさに、梅雨明け後のジメジメと暑い空気を象徴する言葉と言えるでしょう。

気象

  • 梅雨明けとともに、蒸し暑く、不快指数の高い日が多くなります
  • 朝からむっとするような暑さが続き、日中は気温が30℃を超えることも珍しくありません。
  • 湿度が高いため、体感温度はさらに高くなります。
  • 雷雨や突風も起こりやすくなり、ゲリラ豪雨などの被害も発生しやすくなります。

名言・ことわざ

  • 「小暑は暑さの先駆なり」(小暑は本格的な暑さの始まりである)
  • 「暑さ寒さもまた喜ぶべきか」(暑さや寒さも、人生の経験として受け入れるべきである)
  • 「汗は心の香水」(努力して流す汗は、良い香りを持つ香水のようなものである)

関連する季語

  • 白南風(しろはえ):梅雨明けの頃に吹く南風のこと。温風と同義。
  • 半夏雨(はんげあめ):梅雨の終盤に降り続く雨のこと。
  • 蝉時雨(せみしぐれ):蝉の鳴き声が雨の音と混ざり合うこと。
  • 荷葉魚(はすのはな):蓮の花が咲き始める頃。
  • 青鷺(あおさぎ):暑さを避けて水辺に現れる鷺のこと。

俳句

  • 白南風や 草木も人も 汗ばみぬ(正岡子規)
  • 半夏雨 土を打つ音も 涼しけれ(小林一茶)
  • 蝉時雨 松葉に落ちて 音はなし(松尾芭蕉)

その他

  • 梅雨明けは年によって変動があり、地域によっても異なります。
  • 温風至は、暑中に入る前の重要な節目であり、体調管理や暑さ対策をしっかりと行うことが大切です。

関連情報

以上、七十二候「温風至」について、より詳細な解説と関連情報をお届けしました。