今日は何の日【8月18日】第三十九候「蒙霧升降 (ふかききりまとう)」
七十二候 ・・・ 第三十九候「蒙霧升降」
「蒙霧升降」とは、二十四節気の立秋の末候にあたる言葉で、夏の終わりから秋へと季節が移り変わっていく様子を表しています。
言葉の意味と情景
- 蒙霧: ふかい霧のこと。
- 升降: 上昇したり下降したりすること。
つまり、「蒙霧升降」は、深い霧が立ち込めたり晴れたりを繰り返す、夏の終わりから秋にかけての微妙な気候の変化を表しています。
季節の移ろい
夏の暑さが和らぎ、朝晩は涼しくなり始める頃。山の斜面や谷底など、湿気がこもりやすい場所では、朝霧が立ち込め、幻想的な風景が広がります。太陽が昇るとともに霧は徐々に消え、また日が暮れると再び霧が立ち込める、そんな様子を想像してみてください。
俳句の世界と蒙霧升降
俳句の世界では、「蒙霧升降」は、夏の終わりを感じさせる情景としてよく詠まれます。例えば、芭蕉の「山路来てなにやらゆかしき霧の宿」は、山道を歩いていて、突然霧の中に迷い込んでしまった様子を描いています。この句は、霧に包まれた世界が、日常とは異なる、神秘的で不思議な空間であることを表現しています。
まとめ
「蒙霧升降」は、単に霧が立ち込めるというだけでなく、夏の終わりから秋への季節の移り変わり、そしてその中にある神秘的な美しさを表現する言葉です。自然の中に身を置いた時、この言葉の意味を改めて感じることができるでしょう。
ポイント
- 季節: 立秋(8月8日頃)の末候
- 情景: 朝霧、山、谷、神秘的な風景
- 俳句: 自然の描写、季節の移ろい
さらに詳しく知りたい方へ
- 七十二候: 日本の伝統的な暦法の一つで、一年を七十二の期間に分け、それぞれの期間に特徴的な自然の現象や生物の行動などを表しています。
- 立秋: 二十四節気の一つで、立秋以降は暑さが和らぎ、秋の気配が感じられるようになります。
もし、七十二候についてもっと詳しく知りたい場合は、「七十二候」で検索してみてください。様々な解説サイトや書籍があります。
上記の情報は下記サイトより参考又は転載しています (情報編集 Alphabet Gemini AI)