Colors かわさき 2025展 アップサイクル×パラアート|150名超の作品が、布の手触りごと響き合う【11/13 – 11/24】

Colors かわさき 2025展 アップサイクル×パラアート|150名超の“色と言葉”が重なり合う11日間

  • 入場無料
  • 2025/11/13(木)– 11/24(月・振休)
  • 10:00–18:00(11/17 休館/最終日15:00)
  • 会場:ミューザ川崎シンフォニーホール4F 企画展示室
Colors かわさき 2025展

廃棄予定のシーツがキャンバスに。“手触り”から始める鑑賞

本展は、障がいの有無というラベルを外し、作品そのものの魅力に向き合うための場。2025年は「アップサイクル」を軸に、 廃棄予定だったシーツをキャンバスとして再生した作品が多数登場。紙よりもしわや縫い代が残る布は、絵具の乗りやにじみの勢いまで可視化し、 作者の手の速度や迷いをやさしく留めます。会場設計はデザイナー/美大生と協働し、吊り・重ね・揺らしの展示で空間全体を“色のレイヤー”として体験。 会話歓迎の方針のもと、観る・つくる・語るが循環する時間が生まれます。

見どころ①|光で変わる色

布は光を吸い、時間帯で印象が変化。午前と夕方で“別作品”に出会う感覚を狙った照明計画。

見どころ②|「カラーシール」で参加

会期中随時、来場者がカラーシールで加筆。作品が“育つ”展示。写真に撮るなら日ごとに記録がおすすめ。

見どころ③|作家の自信を支える仕組み

会場で作品販売支援につながる情報提供も。表現と仕事/自己効力感を接続する流れが丁寧。

令和7年度 文化庁 障害者等による文化芸術活動推進事業
令和7年度 文化庁 障害者等による文化芸術活動推進事業

WORKSHOPS 参加費無料(一部事前申込優先)

生成AIがタイトルやコメントを返す体験の参考画像
11/16(日)10:00–18:00|Techl’s(テックルズ)

生成AIに作品をみてもらおう

作品(写真持参・当日制作可)を提示すると、AIがタイトル案/色や形の言語化/感情語彙を返答。見方を“揺らす”第三の視点で言語化の筋肉を鍛える場。

  • 時間|10:00–18:00(入退場自由)
  • 費用|無料(申込不要)
ブラックライトアート体験の参考画像
11/16(日)10:30/13:00/14:30(各60分)|会議室2

スヌーズレンルームでブラックライトアート遊び

優しく包まれる感覚環境で光のアート。高コントラストで色の輪郭をつかみ直す体験。

  • 定員|各回5名(事前申込優先)
  • 服装|汚れても良い服/エプロン推奨
  • 申込期間|10/10(金)– 11/14(金)
木のおもちゃにペイントするワークショップの参考画像
11/18(火)13:00–14:30|夢花工房

木のおもちゃに色を塗ろう

職人の手で作られた木工作品に自由にペイント。立体の配色は平面の“色設計”にも効く。完成作品はプレゼント。

  • 費用|無料(先着)
ことラーと鑑賞・ことリムの参考画像
11/22(土)・23(日)11:00/14:10(各40分)|13:00台は“ことリム”(45分)

ことラーと一緒にみよう!/ことリム・絵をみて響きを感じ合おう!

対話型鑑賞と、身体で感じる音/リズムのワーク。手話通訳・要約筆記の予約可。

  • 定員|鑑賞 各回5名(40分)/ことリム 各回10名(45分)
  • 申込期間|10/10(金)– 11/20(木)※配慮依頼は~11/6(木)
  • 申込| 申込フォーム /FAX 044-544-9647

協力アーティスト / デザイナー

大平 暁(おおだいら さとる)|NPO法人 studio FLAT 理事長

障がいのある表現者の才能発掘・発表支援を牽引。生活支援と創作支援を一体化し、地域・企業・教育と協働。

田代 流生(たしろ りゅうい)|社会福祉法人みのり会

作品の“職能”としての価値に着目し、展示と人材育成を両輪で推進。現場実装力が高い。

林 明水(はやし みょんす)|アーティスト

抽象絵画を中心に壁画・ライブペイントまで横断。直感的なレイヤーで空間の呼吸を変える。

株式会社ノクチ基地|クリエイティブチーム

川崎・溝の口発のデザイン/映像チーム。地域協働のブランディングからイベント実装まで一気通貫。

鑑賞が深まる3ステップ

  1. 近距離で“布目”を見る。しわ・縫い代・にじみは、作者の身体のリズムの痕跡。
  2. 参加型に一筆。カラーシールで加わると、展示全体の見え方がガラリと変わる。
  3. 光を替えて再訪。夕方の斜光で強まる陰影に注目。別の作品に出会ったような驚きがある。