
【ミューザ川崎 市民交流室】『音楽芸術』付録楽譜によるコンサート 第1回 ピアノ・ポートフォリオ
かつて音楽之友社から刊行され、同時代の現代音楽にフォーカスしていた音楽雑誌『音楽芸術』——その毎号付録の楽譜にスポットを当てた新シリーズが始動。記念すべき第1回は、世代も作風も異なる12人の作曲家によるピアノ独奏作品を、4名のピアニストが披露する意欲的な演奏会だ。
📢 公演・チケット情報
- 日時
- 2026年8月18日(火)
開場18:30 / 開演19:00 / 終演21:00 - 会場
- ミューザ川崎シンフォニーホール
市民交流室
川崎市幸区大宮町1310 - 料金
- 自由席 1,500円〜3,000円
- 後援
- 一般社団法人全日本ピアノ指導者協会(ピティナ)
一般社団法人日本作曲家協議会
株式会社音楽之友社
特定非営利活動法人日本現代音楽協会 - 問い合わせ
- Mail:contact@antipas-to.com
公式サイト:antipas-to.com
🎹 出演・プログラム
【ピアノ】井口みな美 / 中西桃萌 / 山城柚季 / 山本香紫
【プログラム(12作曲家)】
小倉朗「ピアノのためのソナチネ」/中田喜直 ピアノ組曲「光と影」より/佐藤慶次郎「カリグラフィー」/八村義夫「ピアノのための即興曲」/金光威和雄「ピアノ・ソナタ第2番」/野田暉行「ピアノのための三つの展開」/水野修孝「韻」/長与寿恵子「With all faults」/西村朗「三つの旋律系」/坪能克裕「トゥライ・フォーカス」/中川俊郎「トランス・フィギュラシオン(変容)」/吉崎清富「エトスとパトスの広場」
戦後日本の現代音楽シーンを彩った作曲家たちの、埋もれがちな作品群にスポットを当てる貴重な機会。同時代の空気を伝える多様な音楽性を一夜で辿ることができる。
📖 『音楽芸術』付録楽譜シリーズについて
『音楽芸術』は、かつて音楽之友社から刊行されていた音楽雑誌で、特に同時代の現代音楽にフォーカスしたものとして知られている。この雑誌の大きな特徴が、毎号に付録として付いていた楽譜——他の音楽雑誌でも楽譜が付録として挿入される場合はあったが、『音楽芸術』の付録楽譜には同時代の作曲家の作品が数多く掲載された。
本演奏会シリーズは、この付録楽譜にスポットを当てた企画。現代音楽の古典とも言うべき作品から知られざる作品まで、「付録楽譜に掲載された」作品はさまざまである。1998年の休刊から30年を経ようとする今、『音楽芸術』という音楽雑誌が果たしてきた役割を改めて再認識し、その功績を「付録楽譜」の観点から現代に継承しようというのが本シリーズの趣旨だ。
主催の音楽文化推進協会は2025年に有志の音楽家4名により発足した団体。音楽という文化をさらに発展させ、皆が音楽をより身近に感じ、技術向上できる環境を提供する活動を行っている。


戦後日本の現代音楽史を紐解くような、非常に意義深い企画の記念すべき第1回。1,500円〜3,000円という自由席の価格帯で、12人の作曲家によるピアノ独奏作品を一度に聴ける贅沢な内容だ。「現代音楽は難解」というイメージを持つ方も、実際に耳にする機会は貴重なため、この機会にぜひ触れてみてほしい。ピティナ・日本作曲家協議会・音楽之友社・日本現代音楽協会という権威ある団体が後援していることからも、企画の学術的な価値の高さがうかがえる。火曜夜の開演19:00は仕事帰りにも参加しやすいタイミング。終演21:00とやや遅めのため、翌日の予定にも余裕を持たせておこう。今後シリーズ化される予定とのことなので、第1回の今こそチェックしておきたい貴重な演奏会だ。
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